記:鍼灸師 石原綾 | 八幡山 七宝庵
鏡を見るのが、少し憂鬱になっていませんか?
繰り返しできる吹き出物や、なかなか引かない赤み、肌のベタつき。「スキンケアを頑張っているのに、どうして?」と悩む方は多いですよね。
高い美容液を塗ったり、洗顔を工夫したり。外側からのケアも大切ですが、東洋医学では少し違う視点で皮膚を見つめます。
それは、「皮膚は、体の中の状態を映し出す鏡であり、余計なものを外に出す『煙突』である」という考え方です。
体の中が「湿ったゴミ箱」になると……
「湿熱(しつねつ)」という言葉があります。
これは、文字通り「湿気」と「熱」が体に溜まってしまった状態のこと。
• ついつい甘いものや脂っこいものを食べすぎてしまう
• 毎日、冷たい飲み物でお腹を冷やしている
• 休みの日もスマホで情報を詰め込み、脳がオーバーヒートしている
こうした習慣が重なると、体の中はまるで「湿ったゴミ箱」のように、ベタベタとした汚れが溜まっていきます。ゴミはそのままにしておくと、中で熱を持ち、腐敗して、逃げ場を失ってしまいます。
皮膚という名の「煙突」が頑張っているサイン
体の中に溜まった「熱」や「汚れ」は、どこかへ逃げなければなりません。
その時、体は必死になって、一番外側にある皮膚を出口に選ぶのです。
もこもこと煙を出す煙突のように、皮膚からブツブツや赤みとして汚れを追い出そうとしている。つまり、肌荒れは「体の中にゴミが溜まっているから、早く片付けて!」という、健気なレスキューサインなんです。
煙突(皮膚)だけを掃除しても、家の中(体)でゴミが燃え続けていれば、また煙は出てきます。大切なのは、煙突を塞ぐことではなく、ゴミ箱そのものを空っぽにして、火種を消してあげることなのです。

鍼灸で、ゴミ箱をリセットして風を通す
「湿熱」が溜まっている時は、胃腸が弱っていたり、水の巡りが滞っていたりすることがほとんどです。
鍼灸(しんきゅう)の役割は、この「ゴミ箱の中身」を整理整頓すること。
ツボを刺激して、余分な熱を逃がし、水の通り道をきれいに整えます。体の中がスッキリして「風通し」が良くなれば、皮膚という煙突から無理にゴミを出す必要もなくなっていきます。
お肌のトラブルは、自分を責める材料ではありません。
「今まで、ちょっと詰め込みすぎたかな?」と、自分の生活を振り返る優しいきっかけにしてみませんか。
あなたの体という「お家」の春の空気入れ替えを、一緒にお手伝いさせていただきます。

【当院の施術について】
内容: 東洋の考え方に基づく鍼灸施術(自費診療)を行っています。
費用目安: 5,500円(税込)/30分(初回のみ60分頂戴しています)

