記:鍼灸師 石原綾 | 八幡山 七宝庵
秋のはじまり、風が強く吹く季節になりました。「朝晩の冷え込みでゾクゾクする」「秋になると毎年のように風邪を引きやすくなる」「身体の重だるさが抜けない」といった不調を感じていませんか?
東洋医学では、季節の変化と身体の不調には深い関わりがあると考えられています。特に秋は、気候の変化に伴う「風(ふう)」の影響を受けやすい時期です。
今回は、八幡山駅徒歩3分の鍼灸院より、秋の風が身体に与える影響と、風邪に負けない身体作りのアプローチについて解説します。
東洋医学から見る「秋の風」と「風邪(ふうじゃ)」
東洋医学において、自然界の気候変化や外敵(病気の要因)を「外邪(がいじゃ)」と呼びます。その中でも季節の「風」は、身体に影響を与える大きな要因の一つです。
「風邪(ふうじゃ)」とは何か
東洋医学でいう「風邪(ふうじゃ)」とは、単にウイルスによる風邪症状だけを指すのではありません。風のように素早く移動し、身体の上部や表面(頭、首、肩、皮膚など)から侵入して不調を引き起こす変化の性質を指します。
秋は寒暖差が大きく、空気が乾燥し始める季節です。この時期の冷たい風に身体が晒されると、体表の血行が滞り、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
風邪が侵入しやすい部位「風門(ふうもん)」
首の後ろにある「風門(ふうもん)」というツボは、文字通り「風の邪気が侵入する門」とされています。
首元が冷える
肩や首筋が強張る
背中にゾクゾク感を覚える
このようなサインが出ているときは、身体の防衛機能(気・血の巡り)が低下し、不調を受け入れやすくなっている状態と言えます。
なぜ秋に風邪を引きやすくなるのか?
秋の不調や風邪症状には、季節特有の環境変化と身体のシステムが関係しています。
1. 寒暖差による自律神経の疲労
昼間は暖かく、朝晩は冷え込む秋特有の気候は、体温調節を担う自律神経に大きな負担をかけます。自律神経が疲労すると、身体の免疫バランスや血流が低下し、体調を崩しやすくなります。
2. 空気の乾燥と「肺」の働き
東洋医学では、秋は「肺(はい)」の季節とされています。肺は鼻やのび、呼吸器系全体、そして皮膚のバリア機能と密接に関連しています。秋の乾燥した風は肺を傷つけやすく、喉の違和感や空咳、肌の乾燥などを引き起こす原因となります。
身体の根本に向き合う:鍼灸によるコンディショニング
風邪を引きやすい、あるいは秋になると身体が重だるくなるといったお悩みに対して、一時的な対処療法だけではなく、身体が本来持っている調整力を整えることが大切です。
巡りを整え、自己回復力をサポートする
鍼灸施術では、ツボ(経穴)や経絡に心地よい刺激を与えることで、全身の「気(エネルギー)」や「血(血液・栄養)」の巡りを促します。
首・肩まわりの緊張緩和:風門周辺の緊張をほぐし、首元の血流を改善します。
自律神経の安定:自律神経のスイッチを切り替え、深いリラックス状態へ導きます。
温熱刺激(お灸):冷えやすい足を温め、全身の寒熱バランスを整えます。
特定の症状のみを追うのではなく、お一人おひとりの体質やその日のコンディションに寄り添い、身体の根本的な土台作りをお手伝いいたします。
八幡山で20年の経験と、落ち着いた個室空間
当院は、京王線「八幡山駅」から徒歩3分の場所にある、女性鍼灸師による完全予約制の鍼灸院です。
施術歴20年の中で大切にしてきたこと
これまで多くの女性が抱える「理由のわからない慢性的な不調」や「季節の変わり目のトラブル」に向き合ってまいりました。
派手な変化や即効性だけを誇張するのではなく、身体が本来持っている健やかさを取り戻すために、丁寧なカウンセリングと誠実な施術を心がけています。
完全個室のプライベート空間
他のお客様の目を気にすることなく、ご自身の身体の声にじっくりと耳を傾けていただける環境を整えております。慌ただしい日常から離れ、落ち着いた時間をお過ごしください。
まとめ:秋の風邪に負けない身体作りをはじめましょう
秋の冷たい風を感じたら、まずは首元を温め、無理のない生活リズムを意識してみてください。それでも落ちない疲れや、毎年のように繰り返す季節の不調がある場合は、身体からのSOSかもしれません。
自分の身体と静かに向き合い、根本から調子を整えていきたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
