記:鍼灸師 石原綾 | 八幡山 七宝庵
状態のうつろいは生命として正常な姿
「昨日は調子が良かったのに、今日はなぜか身体が重だるい」という日々の波に、多くの人がストレスを感じています。しかし、東洋医学の基礎である「東洋哲学」においては、万物は絶えず変化し続けるものであると考えます。心や身体が一定にとどまらず、日々うつろい、揺れ動いていることこそが、生き物として最も正常な姿です。
西洋医学との違いは「固定」か「変化」か
現代の西洋医学は、固定された「病名」や「原因」をピンポイントで見つけ出し、それを排除するアプローチを得意とします。一方で、東洋医学の礎となった東洋哲学は、この世界にある「絶えず変化するもの」を観察し、その性質を体系化したものです。
自然界を見渡せば、春から夏への移り変わりや、朝から夜への変化など、一瞬たりとも同じ状態を維持しているものはありません。自然の一部である人間の身体も同様であり、昨日と今日で体調や気分が違うのは、周囲の環境変化に身体が適応しようと動いている自然な反応です。
一定であることの不自然さと、調和の選択
「いつも元気で、ブレない自分」という型に自分をはめ込もうとすることは、自然の理に反しており、かえって息苦しさを生みます。東洋医学が目指すのは、身体の変化を無理に止めることではなく、その変化の波のなかで「心地よいバランス(調和)」を見つけ続けることです。
京王線八幡山駅にある七宝庵は、その日、その瞬間に変化するあなたの身体と心に寄り添います。
今の状態に合わせたオーダーメイドの鍼灸を通して、内側の巡りを整え、無理のない調和を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

